五月祭 特別講演会のお知らせ
民族問題研究部では、第99回五月祭の特別企画、ならびにシリーズ「民族問題を考える」の第二回として、特別講演会「辺境のアウトローたち:東南アジア詐欺特区の現在」を開催いたします。本学学生・教職員のほか、一般の方々のご来場も広く歓迎いたします。
開催概要
| 企画名 | シリーズ「民族問題を考える」第二回特別講演会 「辺境のアウトローたち:東南アジア詐欺特区の現在」 |
|---|---|
| 開催日時 | 2026年5月17日(日) 午後12:30~15:30(予定) |
| 開催場所 | 弥生キャンパス 一条ホール |
| 登壇者 |
安田峰俊 氏(ノンフィクション作家) 高野秀行 氏(ノンフィクション作家) |
| 対象 | 本学学生、教職員、一般来場者 |
| 参加費 | 無料 ※数席限定の優先入場席およびオンライン視聴権・アーカイブは有料となります。 |
| 主催・共催 | 主催:民族問題研究部 五月祭特別講演会実行委員会 共催:民族問題研究部 ミャンマー問題研究会 |
企画の趣旨・目的
背景
東南アジア大陸部、特にミャンマーやカンボジアの国境地帯において、国家権力の統治が及ばない「詐欺特区(KKパーク等)」の存在が国際社会の懸念事項となっている。これらの領域は単なる犯罪の温床にとどまらず、複雑な民族対立、国家機能の空白、およびグローバル経済の構造的歪みが交錯する特異な空間を形成している。
しかし、一般の報道においては断片的な事象が消費される傾向にあり、その歴史的背景や社会構造を学術的な視座から体系的に分析する機会は十分とは言えない。
目的
本講演会は、シリーズ「民族問題を考える」の第二回、ならびに第99回五月祭の特別企画として開催する。講師には、中国および東南アジアの社会問題に精通する安田峰俊氏と、世界の周縁地域における未承認国家や非国家領域を踏査してきた高野秀行氏の両名をお招きする。
国家の枠組みから逸脱した主体が形成する社会空間の実態を解明するとともに、ボーダーランド(境界地域)における統治や民族集団の動態、そして国家と個人の関係性を再考する。五月祭という開かれた学術発信の場において、参加者に対し、現代の国際情勢における境界領域の問題を構造的に分析し、考察するための視座を提供することを目的とする。